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| 生理不順は排卵がうまくいっていない無排卵症が原因です。卵巣機能不全とも言います。卵巣はまず卵を育てるために卵胞と言う卵の入った袋を育てていきます、そのときエストロゲンと言うホルモンが卵巣から出ます。卵胞がある程度の大きさになると(約2cmくらい)卵胞から卵がぽんと排卵します(実際は見た人がいないので良くわかっていないが、イメージとしてはそんな感じ)。排卵したあとの卵胞は黄色くなって黄体と呼ばれるものに変化していきます。黄体からは黄体ホルモンが出ます。この黄体ホルモンは子宮内膜に作用して受精卵の着床に働きます。10日ほどたっても受精卵が着床しない場合は黄体は退縮(なくなってしまう)して黄体ホルモンもなくなり、内膜はその構造を維持できなくなって脱落してきて生理になってしまいます。黄体ホルモンは体温を少しあげる作用があります、基礎体温の高温相はこの黄体ホルモンの作用によるものです。 生理不順の場合はまず基礎体温を記録することが重要です。高温相が10日以上続けば卵巣機能に問題はないと言うことになりますが、たまにしか(数ヶ月に一度くらい)高温相にならないと言うのであれば、やはり治療が必要でしょう。治療は子供がほしい場合は排卵誘発剤を使って定期的に排卵するようにしますが、特に子供がほしいと言うのでなければホルモン剤を使って定期的に生理になるようにします。 生理がないとなぜいけないのかと言うと、無排卵の状態が長く続くとエストロゲンと言う女性ホルモン(卵胞ホルモンとも言います)がずっと出つづけます。エストロゲンには発ガン作用があると言われています、その作用を打ち消す働きが黄体ホルモンにあるのです。したがってエストロゲンと黄体ホルモンが交互に出ることにより(実際はエストロゲンは高温相でも出つづけている)、発ガン作用が打ち消されているのです。したがって無排卵の状態が長く続くと黄体ホルモンが出ないので子宮体癌などの癌にかかる可能性が出てきます。また、無月経の人の中に(これは生理不順と言うよりまったく生理のない人に多い)はまったくエストロゲンが出ていない人もいます。このような場合は発ガン性はありませんが、更年期の女性のように骨がもろくなる骨粗しょう症と言う病気になりやすくなります。どちらにしろ体に良くないので生理不順は治療の対象になるのです。軽度の生理不順は漢方薬で治療することができることもあります。 |
