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| 子宮癌には子宮頚癌と子宮体癌(子宮内膜癌とも言う)があります。昔は日本では子宮体癌は少なかったのですが、最近は食生活の変化で増えてきています。欧米人に多いと言われていた乳がんや子宮体癌が日本人にも増えているのです(話は違いますが、アジアに多いと言われている妊娠中毒症は日本では最近目っきり減りました、やはり生活の欧米化が影響しているのでしょうか)。 子宮頚癌検診 子宮体癌が増えたと言ってもまだまだ頚癌の方が多いのは間違いありません。子宮頚癌検診は子宮の入り口の部分の細胞を綿棒でさっとこすりとって行いますので、ほとんど出血することもなく痛みもありません。頚癌検診は30才を越えたら年に一回は行う方がよいです。 子宮頚癌の出血は性交後の出血で初めて気づかれることが多いです。またおりものが多いときなど子宮の入り口(頚部)にびらんがあることがありますが、このびらんが子宮頚癌の初期症状と言うこともあります。おりものが多いときにも婦人科で診察を受けた方がよいです。もちろんおりものが多いときはほかの感染症のことが多いのですが、やはり子宮頚癌検診も行った方がよいです。 また子宮頚癌はHPVというウイルスの感染により生じると言うことが分かってきています。このウイルスはコンジロームを作るウイルスと同じ名前ですが、頚癌を起こすタイプとコンジロームを作るタイプとは違っていますのでコンジロームになったからといって頚癌になるというわけではありません。HPVというウイルスは性行によって感染すると言われています。従って若い頃から性行の回数が多く、また相手がたくさんいる場合はこのHPVに感染していることが多く子宮頚癌になりやすいと言うことが分かっています。最近は子宮頚癌になる人の低年齢化が進んでおり、20才代でも頚癌になる人がいます(10代の頚癌もあるということです)。若い人の癌細胞は勢いがあり進行が速いような感じがします。 子宮体癌検診 子宮体癌検診は子宮の中の細胞を取るので検査自体が痛みを伴います。したがって簡単にやれる検査ではありません、少し気合が必要です。しかし不正出血がだらだらと続くような場合は必ず子宮体癌検診をしなくてはなりません、子宮鏡検査(子宮の中に内視鏡をいれて観察する方法)を併用すれば出血の原因がわかりやすいのでより確実です。 特に出血がないのであれば定期的に超音波で子宮内膜の厚みを調べておくのも良いです。体癌になる前には子宮内膜が厚くなります。閉経後に子宮内膜が1cm以上あるようなときは出血がなくても体癌検診をした方がよいです。ただしホルモン剤を服用している場合はある程度子宮内膜は厚くなりますので様子を見ながら必要なときに検査を行うと言うことになります。 |
